From: funayama
Subject: ソフトウェアのお化粧
Date: 2000/03/16

ふなやま@ふ印良品ホームページです。

ソフトウェアってのは、目的の動作ができるようになってから
公開にいたるまでに「お化粧」をしなくてはいけません。

今回のお題は、そんな、ソフトウェアの「お化粧」についてです。

ふ印良品のソフトウェアが、公開に至るプロセスには主に、2通りの
経緯があります。ひとつは、私が利用したくって作製したもので、
もうひとつは、そのようなソフトウェアを作製していくプロセスで
書いたテストコードが化けたものです。

具体的に、前者の例としては、Tasktray de Explorer
Extention Renameが、後者の例としてはDLL Checkerがあげられます。

まあ、個々のソフトウェアの成立の経緯のはなしはまたいつか
書くとして、いずれの場合も、一番最初のコードは、非常に
簡便なユーザーインターフェース(UI)しか持っていません。

#あるいは、UIが存在しないこともある

で、このようなコードに一般性と使い勝手を考慮したUIをかぶせていく
ことを称して「お化粧」と(私は)呼んでいます。

例えば、DLL Checkerは、一番最初は、msvbvm50.dllの存在チェック
決め打ちのコードでしたが、これを複数のランタイムに対応させ、
ウィンドウにきれいに表示させ、という風に仕立てていって、
できあがったのが、公開版のVersion 1.00になるわけです。

で、ここまでがソフトウェア本体の「お化粧」になるわけですが、
その後、ソフトウェアパッケージ(アーカイブの中身)の「お化粧」も
しなくてはいけません。

これが、ヘルプファイルだったり、インストーラーだったりする
わけですが、ここまでできて初めて公開の憂き目を見るわけです。

ちなみに、ここまでのプロセスで、公開に値しないなぁと判断された
ソフトウェア(あるいはベースとなるコード)は公開候補から
落ちていきます。で、ここにたどりつけなかったソフトウェア群が、
「開発停止・中止された未公開ソフトウェア」です(^^)。

というわけで。

ではまた。


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T. Funayama (TBE02346)



 

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